これだからバイトがやめられない

緋雨です。

私は現在アルバイトを長期のアルバイトを２つ掛け持ちしています。

12月ごろから3月には短期のアルバイトがあるので３つ掛け持ちということになります。

掛け持ちをしているとさすがに授業が忙しい時期には大変です。

実際に１タームの間は忙しくてバイトを減らそうかとも思いました。

でも私は掛け持ちしている2つとものバイトが好きです。

1つは塾で講師として中高生に数学を教えています。

生徒に教えるというのは本当に面白いです。

中高生の持つ知識ってどうしても数学を専門としている大学生である私からすると未熟なんですね。

だからこそ疑問に思うことってあると思うんです。

私にとっては自明のことなんです。

明らかにそうなんです。

疑問にすらもならないんです。

まだまだ知識が足りない、未熟な中高生と一緒に考えていくからこそ見える疑問点があるんです。

私にはない視点を与えてくれる生徒たちと関わる時間が楽しいのです。

もう１つのバイトはファミレスのキッチンです。

私は料理が好きです。

私にとってキッチンバイトは趣味の延長線上にあるものなのかもしれません。

新メニューが増えたりメニューに変更が入ったり

忙しくて大変だなと思うこともありますが、ただひたすらに料理をし続けるんです。

それの何が楽しいのかといわれると難しいですね。

でも私は単に料理をすることが楽しい、いろいろなものが作れるのが楽しい、って思うような人なので楽しいのかもしれません。

そして、両方に共通して言えるのがバイトを通じて関わる人たちが好きだからやめられないということです。

塾で知り合った講師の人たちはみんな同じ大学の人たちでいろいろな話を聞くことができるし話していても楽しいと思える人がたくさんいます。

塾の生徒は学校のことなどいろいろなことを話してくれます。

「数学は好きじゃないけど先生は好き」と言ってくれる生徒もいます。

ほんとは数学も好きになってもらえるような授業がしたいけど自分のことを好きだと言ってくれる生徒がいるのは本当にうれしいことです。

ファミレスでは同じ時間帯に入る人たちとたくさんおしゃべりもしながら働いています。

休憩時間や勤務の前後に控室で一緒になった人ともいろんな話をします。

話す人というのも同じ大学の人だけでなく高校生やパートさんたちもいるので面白いですよ。

そしてバイトをしていると感謝されることや必要とされることが多いのがうれしいんですよね。

ファミレスのほうでは時々あるのですが、思いのほか忙しくて予定よりも長く働くことになったり忙しくなりそうだからできるだけ早く入ってほしいと言われたりしますね。

また急な欠員や人手が足りないときに出れないかと電話がかかってきたり…。

そういうこともあるのでやはり感謝されることは多いですね。

また、塾でもファミレスでも言われたんですよね。

2年生だからバイトとして働けるのがあと2年くらいかなっていう話をしていると

「院には行かないの？そうしたらあと2年なんて言わなくてもいいのに」って

塾で担当している生徒とかファミレスでよく会うパートさんに言われましたね。

こうやって言われると自分はそこでちゃんと必要とされてるんだなって感じちゃうんですよね。

自分にいてほしいって思ってくれてなのか人が減るのが嫌だってことなのかは知りませんが、私は勝手に前者だと捉えることにしているんです。

だからバイトは好きだしやめられないんですよね。

私はバイトは好きだとかやりがいが感じられるとかいい経験になるとか、自分にとってプラスの理由がないのならそのバイトを続ける必要はないと思います。

お金のためだけにバイトをするのが間違いだと言うつもりはありませんが、せっかく時間を割くのならお金のためだけではもったいないと思うのです。

もしそのバイトが自分のやりたくないことだったりバイトに行くのが苦痛に感じられるようなものならやめてしまってもいいと思います。

たまに自分の代わりがいないからやめられないという人もいると耳にしたことがあります。

でも、たかだかバイトなんで自分の代わりに仕事をすることができる人なんてすぐに見つかりますよ。

ただ私は塾講師だけはそう簡単に言えるものではないと思っています。

塾講師の仕事は確かに自分の代わりにできる人っていますよ。

でも生徒の側からするとたとえ同じように授業をしてくれて自分のことを考えてくれる講師でも全然違うと思うのです。

塾講師としての私の代わりはいることでしょうが、生徒から見た”先生”としての私の代わりはいるのでしょうか。

そう考えると塾講師という仕事は他のアルバイトとは少し違うものだと感じられませんか？