理系大学生の一人暮らし

(元)数学科女子の一人暮らし

(元)数学科女子が大学生活や一人暮らしのこと、就職後のことを書いています。

不在者投票に行ってみた

こんにちは、緋雨です。

参院選がありましたね。

以前にTwitterでもつぶやいたのですが、今回の参院選不在者投票を行いました。

 

不在者投票とは?

不在者投票とは、投票日に指定の投票所で投票できない人や期日前投票ができない人が投票日より前に投票する方法のことです。

病院の入院患者や施設の入居者などが指定の病院・施設などから不在者投票ができたり、身体障害などの理由で投票所に行くのが難しい人が郵送により投票できたりという制度です。

また、仕事や旅行などで投票所に行けない人がほかの市区町村の選挙管理委員会で投票を行うことができる制度です。

 

私が今回、不在者投票を行った理由もこの後者に当てはまります。

なぜ私が不在者投票を行うことになったのか、それは私が現住所の選挙人名簿に登録されておらず、旧住所の選挙人名簿に登録があるためです。

 

選挙人名簿とは?

選挙権があるとはいってもどの選挙にも好きに投票できるわけではありませんよね。

例えば、岡山市に住んでいながら広島市の選挙に行くことはできません。

岡山市に住んでいるのなら岡山市の人が投票できる選挙にしか投票できないんです。

それを管理しているのが選挙人名簿というものです。

この選挙人名簿には登録されるのは、選挙権を持つ人というだけでなく転入届から(住民票が作られてから)3か月以上経っていなければならないのです。

ちなみに転出時には4か月が経過すると選挙人名簿から抹消されます。

 

私が現在の住所地で転入届を提出したのが3月25日だったと思います。

そのため、今回の選挙では現住所での選挙人名簿には登録されず旧住所での投票になったのです。

 

引っ越し後3か月以内の選挙

今回の私のように現住所の選挙人名簿にまだ登録がされていなければ旧住所での投票になります。

その際の選択肢は次の3つです。

  1. 旧住所の指定の投票所で投票する。(投票日)
  2. 旧住所で期日前投票を行う。
  3. 現住所で不在者投票を行う。

比較的近い距離の引っ越しであれば旧住所で投票を行うこともできるかもしれませんが、遠方であったりなかなか行く時間が取れなかったりということもあるでしょう。

その際に使えるのが不在者投票という制度というわけです。

そうそう、投票に行くには投票所の入場券が必要ですよね。

それは旧住所の選挙管理委員会から現住所宛に送られてきますので、それを参考にすればいいと思います。

 

不在者投票の流れ

では、今回の投票で実際に不在者投票を行ってみた流れを話しますね。

 

6/9 旧住所の選挙管理委員会からハガキ(投票所入場券)が届く

ハガキには次のような記載があり、今回の投票は旧住所で行うか不在者投票を行うしかないことを知ります。

「あなたは、(旧住所)から転出されましたが、(旧住所)の選挙人名簿に登録されていますので、現住所地の選挙人名簿に登録されていない限り、表記の選挙は次の方法で投票できます。現住所地の選挙人名簿に登録されていると、(旧住所)では投票できません。」

 

提示された方法は先ほど紹介したように次の3つ。

  1. 旧住所の投票所で投票
  2. 旧住所の期日前投票所で期日前投票
  3. 現住所の選挙管理委員会不在者投票

 

6/10 不在者投票のための投票用紙等を請求

旧住所の選挙管理委員会宛に不在者投票宣誓書兼請求書(選管から届いたハガキの一部)を郵送。

※ 投票用紙等が届くのに時間がかかるので早めに請求を!

 

6/28 旧住所の選管から投票用紙等が届く

レターパックで送付されたが不在のため受け取れず、週末に受け取ることにしました。

 

7/2 投票用紙等を受けとり不在者投票

レターパックの中身は次の通り。

  • 投票用紙の送付について(不在者投票の注意事項等の記載あり)

今回は選挙区と比例代表の二つがあったのでそれぞれの入っていた感じですね。

 

選挙公報を見つつ、投票する候補者・政党を決めて現住所の選挙管理委員会に向かいます。

選挙管理委員会不在者投票に来た旨を伝えると不在者投票用のブースに通していただけました。

通された先で不在者投票用封筒・不在者投票証明書(開封厳禁)を渡すと、それを開けて説明されます。

投票用紙等と一緒に送られてきた候補者等のリストを見ながら投票用紙に候補者や政党名を記入。

普通の投票と同じような記入台があるのでそこで記入を行います。

おそらく投票所の記入代にリストが貼られていると思うのですが、その代わりに送られてきたリストを見るという感じです。

投票用紙は二重の封筒に入れます。

内側の封筒に投票用紙を入れて封をし、それを外側の封筒に入れて封をし名前を書きます。

おそらく誰が投票を行ったか把握しつつ、その人が誰に投票したかがわからないようにするためですね。

ここまでを記入台で終えると立会人にその封筒を渡して不在者投票は完了。

 

その後、投票用紙の入った封筒が現住所の選挙管理委員会から旧住所の選挙管理委員会に送られることになります。

※こちらも郵送なので投票にも早めに!

 

感想

今回、初めて不在者投票を行いましたが通常の投票と大差のないものでした。

投票用紙の請求が郵送なので早めに行う必要があるくらいで特に手間がかかるわけでもありません。

そしてなにより私はこれまでの選挙にも投票にはいっていますが選挙公報は見たことがなかったので読む機会になったのはよかったなと思っています。

以前に期日前投票も行ったことがあり、これで一通りの投票方法を経験したわけですが、どれも簡単にできることなので今後も選挙の際には投票に行くようにしたいと思います。

 

私は政治のことは難しくて考えるのが苦手ですが、選挙があるときには意識して情報収集をして考える時間を取るようにしています。

若い人の投票率が低いとよく言われるように思いますが、選挙があるときくらいは政治のことを考える機会として捉え投票に足を運んでみませんか?

 

 

にほんブログ村 その他日記ブログ 20代女性日記へ
にほんブログ村