映画「コーヒーが冷めないうちに」感想(ネタバレあり)
今日は友達と一緒に「コーヒーが冷めないうちに」を見に行きました!
普段、映画は一人で見に行くことが多いのですが、久しぶりに友達と行ってきました。
誰かと一緒に行くと終わった後で感想を共有できるので一層楽しいですね。
作品紹介
この映画の内容を簡単に紹介すると、
時田数が働く喫茶店「フニクリフニクラ」。
この店のある席に座ると過去の望んだ時に戻ることができる。
しかし、過去に戻るにはいくつかのルールが存在する。
・過去にもどっでどんなことをしても現実は変わらない。
・過去に戻っても喫茶店から出ることはできない。
・過去に戻れるのはカップがコーヒーで満たされてから覚めてしまうまでの間だけ。コーヒーが冷めるないうちに飲み干さなければならない。 等々
現実は決して変わらないが、過去に戻りたいという人がいる。
過去に戻ることはその人の人生を変える。
内容(ネタバレあり)
フニクリフニクラに過去に戻りたいという人が訪れる。
しかし、過去に戻れる席には常に先客がいるのだ。
先客はコーヒーを飲み干さなかったために行った時間から帰ることができない幽霊だという。その幽霊は時々トイレに立つらしい。
過去に戻るにはその時に席に座ればよいのだという。
アメリカに転勤となってしまった幼馴染と喧嘩別れしてしまったことを後悔する女性は、喧嘩してしまった日に戻りたいと願う。
若年性アルツハイマーに侵された妻と妻に忘れられた夫がいた。
妻はいつも過去に戻れるあの席が空くのを待っている。彼女は夫に渡せなかったものを渡したいのだという。
ある日、閉店後に店を訪れた夫の前であの席が空く。夫は自分からそれを受け取りに行くことを決めた。
常連客の平井さんは実家の旅館を妹に押し付けて自分はやりたいことをやっていることに罪悪感を抱き、自分に会いにつれ戻しにくる妹を避けていた。
そんなある日、妹は交通事故で亡くなってしまう。妹のことが頭から離れず、最後まで逃げたことを後悔し、妹が来た日に戻りたいと願う。
常連客の大学生、新谷君は数に惹かれていく。2人はとても仲良くなり彼の恋は実る。
ある日、数は子供ができたと新谷君に伝える。彼は喜ぶが、数は少し浮かない様子。
その理由は数の過去にあった。あの席に座る幽霊は数の母親であり、彼女にコーヒーを入れたのは幼いころの数だった。
数は母がなぜ帰ってこなかったのか、自分のことが好きだったのか、と不安になっていたのだ。コーヒーを入れた自分を責め、悩んでいたのだ。
自分は幸せになっていいのかと。でも、過去に戻れるコーヒーを淹れられるのは時田家の女だけ。今は数しかいないのだ。
悩みぬいた新谷君はある方法を思いつく。
それは未来から自分たちの娘にきて数にコーヒーを入れてもらうということだった。
そうして、なんとか数は母にもう一度会うことができ、本当のことを知った。
感想
過去に戻っても現実は変わらない。
それでも過去に戻ることで未来を変えるきっかけにはなるのだなと感じました。
私は過去に戻れるといわれても戻らないと思います。
まだどうしてももう一度会いたいというほどの後悔はありませんし、会えるなら会いたい人はいますが戻ってこれなくなるかもしれないリスクを背負ってまで戻ろうとは思わない気がします。
でも、過去に戻るということは自分の中の後悔や悩みを整理してくれることのように感じました。
実際には過去に戻るなんてできないからこそ、今を大事にしたいしたいと思います。
私の場合はあまり親と仲が良いほうではなく、一人暮らしを始めてからほとんどこちらからは連絡を取らず、向こうからの連絡も適当に帰してしまいます。
でももし、今何かあったら絶対に後悔すると思います。
なので、もう少しは連絡も取るようにしようかなと思っています。