人間関係に悩める人 必読!【友だち幻想】(読書記録)
読書記録始めます!と言っておきながらまだ一度も書いていないことに気づいていませんでした…。
というわけで、記念すべき(?)1冊目は「友だち幻想 (ちくまプリマー新書)」です。
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この本が書かれたのは10年前なのですが、今注目を集めているみたいですね。
10年前に書かれたとはいっても今の私たちもいろいろと考えさせられるような本だと思います。
私たちはよく「友だちを大切にしたい」とか「一生の付き合いになるような友達が欲しい」とか友だちを重視していますよね。
(重視というと少し言い過ぎなようにも思えますが。)
しかし、私たちが普段悩み苦しめられることの多くも友人関係ではありませんか?
実際、私はいつも友達を大切にしています。
正直、友達と毎日楽しく過ごせればそれでいいと思っているほどです。
しかし、よく一緒にいる友達でも意見の食い違いが生じてもめたことは多々あります。
意見が異なるだけならまだいいのですが、友だちの片思いの相手と仲良くなりすぎてしまって気まずい思いをしたこともあります。
また、いつも一緒にいたのにふとしたことで急にこの人とは根本的に合わないと思ってしまうこともあります。
元々、一人でいることも好きなのでその集団から離れてしまおうかと思うこともあるのですが、集団から一人だけ離れていくのもなんとなく悪いように思えたり集団の中にいる方が何かと便利だったりするので結局はその集団の中にいることを選んでいます。
友だちとの間でもやはり同調圧力が生まれてしまいますね。
周りと一緒であった方がいいと思ってしまう。
輪から外れることを恐れてしまう。
誰もがそんな経験があるのではないでしょうか。
本の中では、メールの即レスについて書かれています。
今では多くの人がLINEを使いますが、メールの場合と同様か、それ以上の状況が生まれているように思います。
既読が付いたのに返信がないとすぐに「既読スルー」だとなってしまいます。
無視したと思われるのが怖くて返せるときまで既読を付けない人やずっとスマホを見ている人が増えました。
次第に既読が付いていなくても見ているだろう、既読が付くのが嫌で開いていないだけだろう、と今度は「未読スルー」だというようになりました。
まるで常にLINEをチェックしていなくてはならないかのようですよね。
私は1人の時間も友達と過ごす時間と同じくらい大切にしています。
1人で過ごす時間も好きなので、家に帰って一人でいるときまでも友達との会話(LINE)にずっと時間を取られてしまうのはあまり好きではありません。
LINEは連絡手段としてはとても便利なように思いますが、コミュニケーションツールとしては少々面倒な気もします。
考えてみれば見るほど、友達との関係って、いや人間関係ってとても難しいですね…。
私たちはいったいどのように友人と付き合っていくのがよいのでしょうか。
みなさんはどのような友達付き合いがしたいですか?
そして、それは本当に窮屈ではない付き合い方なのでしょうか?
友だちとの関係に悩んでいる人はぜひこの本を読んでみてください!
考え方が変わると思いますよ。
みなさんもお互いにとって苦しくない友達付き合いをしましょうね。
とは言いつつも私には良い友達付き合いが何かわかりませんが…。