理系大学生の一人暮らし

(元)数学科女子の一人暮らし

(元)数学科女子が大学生活や一人暮らしのこと、就職後のことを書いています。

研究室配属、私の決め方。

こんばんは、緋雨です。

私は理学部数学科に通う4年生。大学院には進学しません。

卒業論文のための研究室に配属されています。確率論を勉強中。

研究室といっても、どの教授に卒業論文の指導を受けるのかという感じです。

おそらくどの学部学科でも4年生までに配属されると思います。

では、数学科の卒業論文ってどういうイメージがありますか?

 

大学によっては卒業論文なんてないよ!という数学科もあるらしいと聞いたことがあります。

そのくらい数学の論文を学部卒の時点で書くのは難しいのだと思います。

 

私はまだ4年生の前期が終わったところなので卒業論文の執筆には取り掛かっていません。ゼミは教科書の輪読を行っています。

今の時点ではこんな感じ。

 研究室配属が決まる。

 教授と相談して教科書を決定。

 指定された部分から各自で読み進めていく。

 教科書の内容を各自で整理し、証明などを行う。

 週に1回のゼミで教授や同じ研究室の学生の前で発表。

 発表は順番に回ってくるので準備しておく。

今後は秋ごろまでに卒業論文のテーマを決めてそれについて勉強していく感じになると思います。

 

なんとなく研究室配属のイメージを持っていただけたでしょうか?

では、研究室をどうやって決めたのかという話をしたいと思います。

 

どの分野にするのかを決める

数学には純粋数学応用数学があります。

純粋数学代数学幾何学解析学

応用数学は工学や経済学にもつながる学問。数理科学・確率・統計。

といったイメージです。

数学の理論に関心があるのなら純粋数学、数学を活用したことに関心があるのなら応用数学というように考えても良いと思います。

私は苦手な分野を選択肢から外していきました。

代数学幾何学は過去に単位を落としたこともあり苦手意識が強いのでなし。

解析学の必修の単位は取りましたが、複素解析の授業は履修していません。また、解析学は難しくよくわからなかったという認識があったためなるべくなら避けたいと思いました。

そうなると残るは応用数学のみ。選択肢は3つ。

現象数理学・統計学・確率論です。

現象数理学では数理モデルを扱う際に解析学を用いる印象がありました。

統計学機械学習とかビッグデータとかに用いられるものといった認識があり、確率論統計学と近いもので数理ファイナンスなどは面白そうだと感じました。

 

それぞれの分野に対して持つイメージから私は統計学確率論にしようと決めました。

応用数学の中からこう決めた理由は、IT系企業への就職を考えていたので統計学は活かせる部分もあるように感じたからです。また、情報系に近い内容のほうが興味を持てるように感じました。確率論もありだなと感じた理由は数理ファイナンスへの興味を持ったからです。

 

今の教授の指導を受けることになった経緯

実は指導を受けている教授は志望していた教授ではありません。

興味を持った教授にアポを取って面談を行っていただきました。

その時点での私の第一志望は、数理ファイナンスを専門とする教授でした。

そして、第二志望第三志望統計学の教授。機械学習などを扱う教授です。

この志望を提出したものの私の成績はあまりよくはありません。

一人の教授につき指導を受けられる学生は3人まで。

成績の良くない私では第一志望は叶いませんでした。

第一志望での決定ののち、志望が通らなかった人たちは残っている枠の中から考えることになります。

私の学年では、統計学はとても人気だったことと統計学の教授の多くが数学科ではなく情報科学の教授だったので学生の人数がより少なかったこともあり統計学の教授に就くことも難しそうでした。

そこで私に残された選択肢は二つ。

  • 確率論のほかの教授を希望する。
  • 解析学の教授を希望する。

確率論の教授は物理学よりの確率論をやっている人ですが、この教授に対し少し苦手意識がありました。

そのため、私の選択肢はこうでした。

  • 興味の持てる分野の苦手な教授
  • 得意ではない分野の苦手でない教授

私の中では最初から前者にすべきだと思っていましたが、少し悩みました。

 

結局は、確率論の少し苦手な教授の指導を受けることにしました。

実際に指導を受けるようになって気づいたことは、思っていたほど苦手な人ではないということです。どうしても苦手な部分はありますが普通にいい教授だなとは思います。

 

最後に

 

今回は私の研究室配属決定までについて書いてみました。

私自身、研究室配属の後になって思うことはもっとちゃんと勉強しておけばよかったということです。

もっと成績が良ければ第一志望の教授に指導を受けられたかもしれないのです。

特に大学院へ進学する場合は進学後も同じ教授の指導を受けることになるのがほとんどです。

この教授の指導を受けたいというのがあるのならその研究室に入れるようにしっかりと勉強してよい成績を取っておくべきだなと感じました。

特に入りたい研究室がわからない場合でも成績ってすぐに変動するものではないから入りたい研究室ができた時のために良い成績をキープしておくと良いのではないでしょうか。

研究室未配族の学生の人たちは少しでも良い成績を取っておくことをおすすめします!

にほんブログ村 その他日記ブログ 20代女性日記へ
にほんブログ村